[電子ディスプレイ] 電子本の決め手はコンテンツかディスプレイか
イギリスの放送局 BBC のサイトが、 「The latest chapter of the e-book」 と題して、 電子本をめぐる最近の動きをレポートしている。 要点をメモしておく。- 音楽やビデオやゲームはハンドヘルドデバイスで楽しめるのに、 なぜテキストは紙の上だけなのか。
- 現状の PC や PDA による電子本は、 操作しやすいものではない。
- Penguin Books の電子本担当者 Jeremy Ettinghausen 氏は言う。 「大きな壁は、 紙の本というテクノロジーは悪いものではないということ。 本は安価で丈夫なうえ、 メモを書き込むなど、 読者はさまざまな使い方ができる」
- まもなく発売される Sony の Reader と iRex の iLiad は、 どちらも本のサイズと重さに近い。
- 上の両機種で採用された電子ペーパーは、 これらの機種ではリジッドな (硬い) 使い方をされているが、 本来はフレキシブルな (柔らかい) 使い方ができ、 より紙に近い質感が実現できる。
- Jeremy Ettinghausen 氏は言う。 「音楽配信における iTunes に相当するような、 シンプルでわかりやすい配信システムが待たれている」
- 電子出版のアナリスト Nick Hampshire 氏は言う。 「電子本市場の試みは、 これまで閲覧システムに重点があったが、 Sony と Irex はコンテンツをキーと見ているようだ」
- 同じく Nick Hampshire 氏。 「電子本が近々に印刷物に取って代わることはなさそうだが、 豊富なコンテンツと新しい表示技術によって、 印刷をあわてさせる可能性はある」