新聞は数年のうちに、 現在の情報メディアの中で占めている地位を降りることになる ―― と、 クリスチャン・サイエンス・モニター紙の協力編集者 Tom Regan 氏が、 同紙のオンライン版で述べている。 最近までエグゼクティブ・ディレクターをつとめていた Online News Association での経験や、 昨年7月のロンドン同時爆破テロのさいの人々の行動などを踏まえて、 同氏は 「受身のニュース」 から 「体験するニュース」 への移行を重要ファクターとしてあげている。
» A future filled with vanishing ink | csmonitor.com
数年 (a few years) のうちとする数値的根拠は示されていないが、 最近の欧米メディアの動きを見ると、 その可能性がないとはいえない。 ただし、 Regan 氏によれば、 読者は新聞を信頼しており、 オンラインでニュースを探す場合も、 まず新聞社のサイトへ行く傾向がある。
[追記]
ペーパー版からオンライン版へのシフトを伝える最新記事。
北米の新聞業界団体 Newspaper Association of America のまとめによると、 ネットの新聞サイトを訪れたユーザーが過去最高を記録する一方、 印刷版の発行部数は減少中。
» ITmedia News:新聞社サイト閲覧が過去最高、発行部数は減少
イギリスのオンラインメディア journalism.co.uk によると、 Daily Mirror などを発行する同国最大の新聞社 Trinity Mirror の広告収入は、 最近4カ月で11.8%減少した。 引き続きオンラインメディアに収益を奪われている。
» News and jobs for journalists :: Newspapers battle to halt slide in advertising revenue
アメリカの新聞・雑誌発行部数公査機関 Audit Bureau of Circulations のまとめによると、 新聞の発行部数が対前年で2.5%減少した。 対象期間は今年3月までの半年間。
» U.S. Newspaper Circulation Fell 2.5% in Latest Period - New York Times